大阪での震災について

音楽以外のテーマでブログを更新するのはかなり久しぶりの気がしています。

6月18日朝7時58分、私は偶然なのか必然なのか、大阪にいました。

ホテルの8階に泊まっていて、ちょうどトイレに入っていて、手を洗おうとしたその時

突然激しい揺れに襲われて、とっさにドアを開けてとりあえずの出口を確保しました。

そしてすぐにテレビをつけて被害確認。とにかく情報が欲しかった。

「津波の危険がない」と知って「ホッ」とした。

私にとってのこの震災は、エレベーターが停止したので、階段でフロントまで行くのがしんどいなぁと言うレベルでした。

 

14時50分の飛行機を予約していたので、その頃には電車も復旧するかと安易に考えていた私。

しかし時間が経過するにつれ、被害状況が明らかになってきた。

道路が陥没して水が溢れていたり、高速道路は閉鎖。

プールの壁の下敷きになった小学生が心肺停止状態(のちにお亡くなりになったとのこと)だったり

他にも数名死者、何十人もケガをされている。。。

ようやく、この震災がただものではないと言うことを理解した私。

 

とりあえず10時が過ぎたのでチェックアウトをした。

電車は止まっているけど、バスなら乗れるだろうと、これまた安易に考えていた。

しかし、バス停に並んでいてもバスがこない…。おまけに長蛇の列…。

1時間後にやっと来たバスは、満員状態でとてもとても乗れる状況じゃなかった。

タクシーもほとんど通らない&通っても止まらない。

 

これは、、、、どうしたものか。

空港まで歩いていくことも考えた(約2時間とのこと)

 

とりあえずゆっくり考えたいので、いったんホテルに戻ってロビーで休ませていただくことにした。

 

その間、関西のお友達数名とメールでやり取りして

友達の友達が空港まで送って行ってくれることになりました。本当にありがたい。。。

 

ところが、その人が私を迎えに来る最中も、踏切の遮断機は降りていて通れなくなっていたり

道路も渋滞していて、、、、

普段30分で来れる場所に1時間半くらいかかった。

空港に行くのにさらにどれぐらいかかるだろうか?

飛行機が間に合わないことも視野にいれ、もう一泊することも考えたが

いずれ、なるようになるだろうとそこまで焦りはなかった。

 

空港には約1時間前に到着することが出来た。

私の乗る飛行機は、奇跡的に10分程度の遅れで済みましたが

他の便は欠航や1時間前後の遅延があったりで、空港内はかなり混雑していました。

 

仙台空港に到着してからは、テレビ局の人が待ち構えていて

インタビューされました。

 

そして、そこから車で盛岡まで戻ってきました。

**************************

これが、今回の私の大阪で経験した震災。

文字に書くと大したことない状況なんですけど、私の内面的な部分ではかなりの変化がありました。

私は、本当に沢山のキセキで生かされているんだと思うことが沢山ありました。

 

①ホテルのエレベーターが停止しているので、8階から1階まで荷物を階段で降ろしているとき、ちょうどホテルマンが通りかかって下まで降ろしてくれた。

②関西にいるお友達が心配して連絡してくれて、それから私も助けを求められた&受け入れることが出来た。

③あんなに渋滞していたのに、空港には奇跡的に1時間前に着いた

④もし乗る便が花巻空港行きだったら、すべて欠航していた(仙台空港を予約していたので予定通りだった)

⑤そもそもこれが2日前のライブ当日だったら、大阪に到着も出来なかった

⑥到着した時、空港は大混雑していたのに、お昼を食べて戻ってきたらめちゃくちゃ空いていてスムーズに荷物を預けられた

色んなキセキに助けられ、無事に盛岡に戻ってこれました。

 

また内面に関してですが
『命をもっと大切にする』という神様からのメッセージを頂きました。

私は、東日本大震災を通して防災のことを訴えてきました。
災害があった時に、家族や大切な人とどこで待ち合わせるか?連絡手段はどうするか?
そして、知らない土地で災害があった場合にどこに避難するのか…

訴えてきた本人が、いざとなると何もしてなかったと言う残念な結果だったのです。

父親には、大阪に行くことすら伝えてなく、万が一私が被災してもそれすら気がつかないまま過ごしたことでしょう。

今回津波が来なかったから良かったものの、もし警報でもきた時はどこに逃げるのかもサッパリ分からなかった。

東日本大震災を教訓にして、1人でも多くの人の命を守りたい、とかステージで言ってる割には
自分の命を守ろうとすらしてませんでした。

神様はそんな私に気づきを与えてくれました。

メッセンジャー失格ですね。
でも、この段階で気がつく事が出来て、教えてくれた神様に感謝です。

今後ステージに立つ際には、さらにパワーアップした濱守栄子でお届けできると思います。

 

昨日は、この震災が私にとって少なからず「ストレス」だったみたいで

少々過食気味でした。食べることで払拭しようとしているみたいな…。

 

だから今日はファスティングでデトックスしました。明日も行います。

お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

Published by eikohamamori

岩手県大船渡市出身シンガーソングライター/希望郷いわて文化大使/さんりく大船渡ふるさと大使